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名工大新聞部提供記事(H27.1.26ー1)


愛知建築士会学生コンペ 最優秀賞 

                                                                                記:伊佐治拓人(都市社会工学科3年)

 

 10月4日、名古屋中小企業振興会館(吹上ホール)にて第9回愛知建築士会学生コンペの最終審査が行われ、藤岡研究室に所属する春日功助さん(社会M2)、山本智慧さん(同M1)、佐野智哉さん(同M1)、田中匠哉さん(建築・デザイン4年)チームの作品『海風のターミナル』が初参加ながら最優秀賞を受賞した。作品を紹介するA2サイズのポスター3枚に対して評価する一次審査と模型を用いてプレゼンテーション・質疑応答が行われた二次審査を経て受賞者が決定された。今コンペの対象都市は海辺の観光地として知られる蒲郡市で、海岸地域をイメージの象徴として世界から注目されるための「アイコン」となる建築が募集された。
 春日さんたちのチームでは、海を「アイコン」としてとらえ、自然を可視的にすることを目標とした。敷地内に入江を設けることにより、潮の満ち引きによって異なる表情を創り出した。また、帆布を設けることで、風向きや凪によって様々な景色を楽しむことができるようにした。時間帯によって変わる自然現象をデザインに取り込むことで、建物全体で時間によって自然を感じることができる空間を可能にしている。
 この作品は左右二棟の建物によって構成されているが、左が地域交流エリア、右が旅客ターミナルエリアと使用目的が分かれている。地域交流エリアでは、小型船舶停泊所やパラリンピックセーリングセンターを配置することで、地域住民や身体障害者の交流スペースとなっている。旅客ターミナルエリアでは、フェリー乗り場やレストラン、ショッピングコーナーを配置することで、大島への連絡船の利用者を対象としたスペースとなっている。
 最優秀賞の受賞を受けて春日さんは「メンバーがそれぞれ忙しい中で、対立もしながら栄誉ある賞をもらうことができた。さらに、竹山先生(審査員長)に自分たちの作品を見てもらえてよかった」、田中さんは「本学から最優秀賞をもらうのは初なのでやっととれてよかった。藤岡先生も喜んでくれた。今年の受賞を糧に来年ももらえるように努力を続けたい」と語った。藤岡研究室について「建築・デザインの学生が半々で所属しているので、まわりから刺激を受けることができる。広い視野で建築を考えることができる」と春日さんは紹介した。

 

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