社団法人 名古屋工業会 ホームページ


大阪支部・兵庫支部共催 平成26年度春季合同見学会報告


 大阪支部・兵庫支部平成26年度春季合同見学会として、5月16日(金)午後2時よりダイキン工業(株)堺製作所金岡工場の見学会を開催いたしました。堺製作所金岡工場は空調技術の研究から開発、設計、生産、物流、サービスまで一貫して実施されている該社の主力事業所です。平日ではありましたが、遠く鳥取県からの来阪の方も含め木越正司大阪支部長他、参加者32名と大変充実した見学会となりました。

 該社には名工大卒F54の岡田常務役員様(地球環境ご担当)やE科でご教鞭をとられた大山常務専任役員様(環境研究所ご担当)他多数の卒業生が在籍されていますが、今回は工場見学のあとM④院の鄭志明様より「エアコンの最新技術」と題した講演も行っていただきました。

 

1. 工場の管理責任者の方より工場概要説明をお聞きした後、2班に分かれて、工場生産ライン及び住宅・ビル・工場・店舗・海外ゾーン向けソリューションプラザ(製品ショールーム)の見学を1時間半にわたって行いました。

  工場見学ではエアコン外板となる板金打ち抜きライン、自動車組み立て工場を思わせる混合1個流し生産ラインでの拡管、折り曲げ、配管ろう付け、多段階にわたる機密検査など機械による自動化と人間による手作業の利点をミックスした最新のラインを見学させていただきました。

  また、ソリューションプラザでは新製品・省エネ機器の他、節電対策もご紹介いただき、高効率製品・代替エネルギー・ピークカット・ピークシフト等の方法での快適な省エネ手法の説明を受けました。

 

2. 引き続き鄭志明様(工学博士)による1時間にわたる講演を拝聴しました。「省エネ技術」の詳細を要素技術の高度化をベースにご説明いただき最新の空調システム(温度制御システムと湿度制御システムの組み合わせ)による具体的な消費電力削減実績が理解できる内容でした。また、鄭様の最新の学会での発表論文「空調用ファンにおける生物模倣の省エネ静音化技術」のご説明では空調ファンの課題、模倣した生物からのヒント、開発した技術と得られた効果をご紹介いただきました。

  ご講演終了後には参加者から1)項の見学会を含む質問を受け付けましたが、加工工程での製造・品質保証・作業者教育に関わるご質問、省エネ対策としての素材関連技術から開発されたファン形状と最新の航空機エンジンの関連に関わるものまで多岐にわたる質問が続き、進行役として終了時間を気にしなければならないほどの熱気の中で見学会を終了しました。改めて名工大卒業生の方々の技術レベルの高さを感じる見学会でもありました。

 

3. 講演会終了後は工場に隣接する和風レストランに場所を移し、ダイキン工業(株)に在籍の名工大卒業生も加わって和やかな雰囲気での懇談を行いました。

  特にダイキン工業(株)OBでK44院の伊庭暉邦様から入社の経緯からそれ以降の業務内容のお話をお聞きし空調世界最大手にまで成長された該社の業容拡大ぶりを再認識出来ました。

 

 最後に6月23日に予定している「ダイハツ工業(株)様本社工場見学会」での再会を約して午後7時過ぎに散会致しました。

記:加藤 修(K48)

14-5-16大阪兵庫共催春季見学会