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東京支部「第52回 東京ごきそサロン」報告


 第52回東京ごきそサロンが、12月4日(水)18時から長年慣れ親しんだ八重洲倶楽部(閉鎖)に代って、東京八重洲ホールで開かれました。出席者は前回より若干減り35名でした。

 講師は、飛島建設(株)理事・技師長の尾崎猛美氏(A52 修士卒)で「東日本大地震に遭遇した制震構法で補強された仙台市役所を中心とし て」をテーマに、今回の震災で建物被害はロッ カーが少しずれただけといった、極めて軽微であった仙台市役所本庁舎に補強として採用された「トグル制震構法」についてお話をしていただきました。

 

【講義内容】

 建物の地震対策には、地震入力に①耐える耐震、②吸収する制震、③低減する免震があり、「ト グル制震構法」はトグル機構とオイルダンパー を用いて、地震エネルギーを他の制震構法より効率よく吸収させる構法である。

 築約50年の仙台市役所本庁舎は、耐震補強としてこの「トグル制震構法」を採用し、工事は平成20年に完了したことにより、地震直後から庁舎機能を継続的に維持することができた。震災後の地震応答解析により、耐震補強をしなかった場合に比べて、建物の変形の層間変形角は最大 1/4、相対変位は最大1/3に低減できたことが明らかになり、「トグル制震構法」による耐震補強が有効に機能したことが実証された。

 講義は、講師による多岐にわたる熱心な説明によって時間が足りないくらいで、食事をはさんだ35分の質問時間でも多種の質問10件があり、活況を呈した。これらにより、出席者は「ト グル制震構法」を十分に理解できたと思いました。

 

 小生が初めて「ごきそサロン」担当となり、今回感じた「ごきそサロン」の問題点を下記致します。

1.出席者が、卒業後平均43年で60歳未満の人がいない(殆どが常連者?)

 ⇒年代を超えたサロンとなっていない(青年・壮年層の出席が必要)。

2.テーマが、毎回、専門技術に関するものであり、堅い。

 ⇒同窓生の力の一部しか発揮されていない (時には人材育成のための講話・経験談が必要)。

 

 これらの問題点を、今後皆さんのご指導・鞭撻を得て解決し、「ごきそサロン」を活性化して いきたいと思います。

記:福間洋二(M49)

講師

講師

聴講中

聴講中

質疑応答

質疑応答

 

140117ごきそサロン